液体窒素によるイボ治療日記1

ようやく重い腰を上げイボ治療にかかるときがやってきた…。ネットで調べるとどうやら僕の手の指にできたイボももれなくウィルス性のイボのようで、放置しておくとどんどん広がっていくみたい。でも別にイボがあっても無害みたい。そして、一般的な治療方法は液体窒素で焼くというもので、この治療にはけっこうな痛みを伴うとのコメントも。そもそも病院嫌いな上に、治療に痛みを伴うとなれば二の足を踏んでしまうもの。ネットで色々調べてしまえる弊害でもありますね。

10年前ぐらいに出来てから特に大きくもならず、イボがあっても気にしてなかったので、このまま死ぬまで放置しようかなと思ってたんだけど、社会人になってから急にイボがでかくなるわ、手のあちらこちらに広がるわで、このままではまずいと思い病院に行くことに決めました…。

イボはウィルスによるもので、免疫の低下によって被害が拡大するみたいな記事もあったので、これは僕の個人的な考察だが、社会人になったとたんイボが増殖したことを合わせると、社会人生活は僕にとって多大なストレスと睡眠不足をもたらしているみたい（学生の時と比べて相対的ではあるが）。社会人ってつらいね…。

初期状態（治療前）

20代、男性、両手にイボが点在。

最初は右手親指に2個だけだったイボがいつのまにか右手、左手に広がり、大小5個ほどできてしまっていた…。大きいので径7mm×高さ2mmぐらい？測ってないからわからないけどそこそこ大きい。まあ10年育てた選手だからね…。

皮膚科での初診

医者からよくあるウィルス性のイボだね。液体窒素で治療していくね。と2,3分で診断終了して、奥からタンブラーに入った液体窒素と綿棒を持ってきて治療開始。

その前に、液体窒素での勝率は6割ぐらい。という言葉が気になって仕方がなかった。治癒率低すぎない？！と思ったが深く突っ込めず…。1回で6割ぐらい治るのか、何回しても完治しないのが4割もあるのか、どっちなのか。自分の体で検証するしかない…。N数5。

基本的に何回か繰り返して治療していかないといけないとは言ってた。まあこれもネットで調べたとおり。大きくなってしまったのは時間がかかることも…。

基本的にはネットで調べたことと同じでした。

液体窒素イボ治療の痛さは

治療の痛さは、治療中は思ったほどは痛くない。というのが素直な感想。液体窒素は-196℃なので、凍傷で細胞殺すって感じなんだけど、冷たさで神経も麻痺するから、そんなに痛くない。ただ執拗に当て続けられると痛さは比例して増していく感じ。医者からは、「痛みに強いほう？」と聞かれたので、僕は痛みに鈍感なのか、我慢強いだけなのか、多分後者だと思うけど…。あと、注射とかの尖った痛さは苦手だけど、これは火傷なので、じんじんとする痛みが徐々にくるので、個人的にましだった。

イボの大きさに比例して、液体窒素を当てる時間も変わるので、苦手な人は早めに治療しましょう…。一番でかいやつは合計30秒以上は当て続けられてたと思う。

問題は治療後の痛み。帰って数時間はヒリヒリしてた。まあ普通の火傷みたいな感じ。痛みどめとかも特に出されなかったし、寝れないほどではなかった。

治療後に水ぶくれや血豆ができることも

液体窒素で故意に、凍傷で火傷を起こすので、水ぶくれや血豆ができることが多いとのこと。出来た場合は基本的に放置してつぶさないように。ばい菌で化膿するのを防ぐために。2週間ほどほっておくと、水ぶくれも血豆も、何もできなかった場合も、イボがポロッと取れるらしい。正直治療を受けた直ぐにはそんなことが信じられるような状態じゃなかった。というか見た目であんま変わってないし、ただただ痛いだけだった…。

2、3週間後に再診

治療後、経過観察をみるので、2,3週間経ったら適当にきてくれとのこと。以下、それまでのイボの経過観察写真。

1日目（治療日）

家に帰ってから撮った写真。だいたい治療後1時間ぐらい。基本的にヒリヒリ一番痛い頃。イボの周りが赤くなってるのがよく分かる。イボによっては水ぶくれや血豆がイボの奥にできてるのが確認できた。

2日目（翌朝）

水ぶくれと血豆がすごいことになっていた。水と血でパンパン状態。大きさも1.5cmを超え、高さも6mmほど、なんだこれ状態。少しでも触れると激痛。治療を通して一番痛みが強いし、ちょっと服と擦れただけでも声が出るレベルでやばかった。

3日目

見た目はとくに相変わらず。血豆の大きさがどんどん大きくなっていてあせる。このままでは指が血豆になるのでは？！的な。痛さも相変わらずか気持ちましになってきたかぐらい。多分痛みになれたんじゃないかなって感じ。

4日目

驚くことに痛みがいっきに引いてきた。ほとんど痛くないレベル。低温火傷になってた皮膚がある程度再生したのかな？ただ、血や内液は引かずパンパンさは相変わらず。今日から会社だったが、皆から実験で怪我をしたのかと焦りながら聞かれる。

特に変化がなかったので、ここで終了。

1週間目

登山してたら気づいたら血豆つぶれてた…。大量の血が出てきて焦る。ただ1週間も経つと、中で皮膚ができているようで痛みもなし。残りの皮を剥がしてオキシドールを買ってきて消毒して放置。ただイボのあったたりがなんか見た目やばい…。

２週間目

ちょうど２週間で、ポロっとイボが取れた。本当に医者の言ってた通りで正直驚き。自然に取れた場合跡がかなり綺麗だった。基本的につぶれないように頑張るしかないみたいね。

写真がボケボケだった…。

3週間目

イボが取れた後、綺麗な皮膚が見えてたはずが…、なんとイボがまた出てきて大きくなってきてた…。これが根気よく治療が必要な所以か…。ちょっとずつ皮膚の新陳代謝を利用してイボを追い出すしかないみたいね…。イボ治療は続く…。明日再診行って参ります。

まとめ

正直ネットで調べてびびるほど液体窒素は辛い治療じゃなかった。ただ血豆や水ぶくれが大きくなり過ぎるとかなりやっかい。仕事がら実験でゴム手袋つけるのが必須なので、でかい水ぶくれがあると仕事にならなかった。ただ水ぶくれ等の大きさは、液体窒素で焼く時間に比例したりするので、2回目以降の治療ではうまく伝えたらなんとでもなるのかな？

ただ、これ完治に何か月かかるの？

とただただ思うばかりの初回治療から3週間目の今日この頃である…。