るむろん

Android/生活/旅行/英語/書評…適当に書いていきます

感想:青い壺

   

著者:有吉 佐和子

★★★★☆

昭和に書かれた昭和の日常の短編集。色々な人の生き方が描かれている。最近Amazonランキング常連で再評価されているらしい。平成生まれの自分からすると昭和って近いイメージだったけど、気づけば令和で、昭和の日常を綴っているだけで歴史小説のように感じられて、すごく良かった。

亭主関白で専業主婦な家族な形態が多く、祖父母との同居も当たり前で、嫁姑の話題が多い印象だった。サラリーマンが定年でやることなくなるように、いがみあっていた姑が亡くなったらやることなくて虚無感に襲われているのが、そんなもんなんかなって思って読んでた。

令和の少子化核家族化の現代は50年後の世界からはどう見えるんだろうか。個人主義を突き詰めた先には何もないよなと感じる。

 - 読書

スポンサーリンク

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

  関連記事

感想:パーティーが終わって、中年が始まる

著者:pha ★★★☆☆ これは読んでおかないと思って購入。 内容は、ただの中年 …

感想:疲労とはなにか

著者:近藤 一博 ★★★★☆ 最近風邪をよくひくし、疲れやすい体質なので、何か改 …

感想:世界一流エンジニアの思考法

著者:牛尾 剛 ★★★☆☆ よくあるビジネス書。特徴としては、米Microsof …

感想:「居場所がない」人たち: 超ソロ社会における幸福のコミュニティ論

著者:荒川 和久 ★★★★☆ 8月頃に読んでて別につまんなくはなかったんだけお、 …

感想:卵子老化の真実

著者:河合 蘭 ★★★★☆ 普段あまり知ることのできないことを知れる。高齢出産が …

感想:きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

著者:田内 学 ★☆☆☆☆ ラノベ買う時、kindleまとめ買いセールであと1冊 …

感想:昭和史 1926-1945

著者:半藤 一利 ★★★★★ 今までなら絶対に取らなさそうな硬い感じの本。実際は …

感想:ストレス脳

著者:アンデシュ・ハンセン ★★★★☆ 前回読んだ「運動脳」は微妙だったけど、今 …

『東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと』はわからなかったが,得るものはあった

著者である伊藤元重さんはWBSにコメンテーターとして招かれていたため知っていまし …

感想:ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~

著者:宗田 哲男 ★★★★☆ 前回読んだ糖質制限関係の本が面白くて、もう少し情報 …