感想:探偵の探偵(小説)
2015年7月から北川景子主演でドラマ化されることを,読み終えてから気づきました。万能鑑定士Qシリーズの人らしいです。本屋でけっこう並んでいて,名前だけ知ってたので,読んでみることにしました。
内容は,タイトル通り,探偵を探偵する少女のお話。昔,妹がストーカー被害にあい,行方を隠すも,探偵に調べられ,ストーカーに結果的に殺されてしまう経験を持つ姉の玲奈が主人公となり,その探偵を調べ復讐するために,探偵の探偵になったって感じです。
これまた読み終えてから気づいたのですが,シリーズものになっているらしく,悪さをしている探偵を捕まえていくみたいな感じで話が進んでいきそうです。そのうち因縁の・・・みたいな?1巻しか読んでないのでわかりませんが。
感想
雑学が多い
普段は知らない探偵の世界のちょっとした雑学が多く出てきます。どうやって素性を調べるのかとか,尾行の仕方など…。真偽はわからないですが,へぇ~って感じになりました。
パソコンの時計は進むほうに狂わない仕組みとか。もありました。ぐぐったところ,あまりそういう情報が出てこなくてほんまなんかな?
確証バイアス
確証バイアスって言葉を初めて聞いたんですが,これがテーマかなと思いました。
自己の先入観に基づいて他者・対象を観察し、自論に合う情報を選別し受容して、それにより自信を深め、自己の先入観が補強される現象である。ってWikipediaにありますが,要するに自分の都合のいいように話を作ってしまうってことですね。誰でも多少はあると思います。
ってことで,小説ってこともあり,玲奈が追っている探偵と今の事件がうまくつながって盛り上がってきた?!と思いきや確証バイアスでしたってヲチで,普通に事件を解決して,2巻につながっていきます。。。
個人的には面白くも面白くなくもなかったので,シリーズを読み進めることはないかなぁ。とりあえず終了。
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