感想:永遠の旅行者(上)
★★☆☆☆
同著者のマネーロンダリングを読んでから読むとかなり微妙です。まだ上巻だけなので、なんともいえないところですが、マネーロンダリングのほうが面白いですね。
やっぱり金融経済に精通していて、小説家ではないと否応なく実感させれた。というのも物語の内容がかなりマネーロンダリングと似ている。舞台が香港からハワイになったとしか感じられなかった。正確には、タイトルにもあるように主人公が、永遠の旅行者(Perpetual Traveler)というようにどこの国籍も持たずに、税金がかからない生活をしているというのが違うところではあるが。結局依頼者を脱税させるという点においてはほぼ同じだった。あと無駄に長く感じる。
著者の金融小説はマネーロンダリングだけで十分だと思います。小説で読むのではなく、新書も数多く出されているのでそちらのほうが非常におすすめですね。金融や経済に関する話は秀逸なので。
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