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幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?

   

幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?著者:ニック・ ポータヴィー 訳:阿部 直子

★★★★★

気づいたらまた外国人の書いた研究報告ちっくな本だった。Amazonレビューを眺めていると、僕の好きな作家のひとりの橘玲さんもブログでこの本を称賛していたらしい。

中身はというと、サブタイトルの「結婚初年度の幸福の値段は2500万円」から、色々な幸福をお金にして表してくれる、ポップな感じの本かと思いきや、ばりばりの研究系の内容だった。「幸福」という曖昧な言葉を、誰もが共通の価値観である「お金」に換算することによって、様々な出来事を定量評価しようという試みである。これだけで星5の価値があると思うが、さらに、子供を持ったほうが幸せなのか?とか自分が気になっていたことに関しても、1つの答えをくれたので満点の作品だった。

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『幸福とは、望んだものを手に入れることではなく、もっているものを望んでいる状態のことだ。』

という言葉からはじまる。はやり心の持ちようは大切だということ。しかし、本書ではこの文と関係する内容は少なく感じた。

『過去の経験がどのぐらい幸せだったか、あるいはつらかったを思い出して評価するとき、私たちは費やした時間のことはほとんど考えたりしない。もっとも重要なのは、その経験のピーク時と終了時にどう感じたかなのだ。』

 終わりよければすべてよしという言葉の通り、確かに言われてみればそうである。

人は自身の順位自体に価値を置くということ。得られる幸福度に関していれば、おそらく順位の意義は絶対的な収入を上回る。

稼いだお金と宝くじであたったお金は性質が違う。働いて稼いだお金は本来自分が受け取るべきものだと思うことができる。一方、宝くじで当たったお金は運が良かったから当選しただけで、自分がそのお金を受け取るのに十分「ふさわしい」人間とすぐには思うことができない。

人生で起こることはすべて、いいことも悪いことも、永遠には続かない。特に愛する人や配偶者との死別は大きな悲しみ(不幸)を伴うが、毎日死人を想い続けることは実質困難なので、比較的立ち直りやすい。平均的には1~2年だそうだ。一方、長時間の通勤の辛さ(不幸)は、毎日通勤するため、毎日否応なく、意識が向く。結果、慣れるのに時間がかかる、もしくは、完全になれることはない。

離婚の苦しみから立ち直るのは、男性で2年、女性で3年らしい。女性のが時間がかかるのは少し驚きである。男性は名前を付けて保存で、女性は上書き保存とよく言われるので、女性のほうが次の出会いに行きやすいと思っていた。

逆に結婚の喜びは2年しか持たないらしい。これも同様の理由で、結婚してから、毎日この人と一緒にいれて幸せ・結婚できて幸せとは思わないからだと思う。

それぞれのイベントの詳しい金額などは是非、本書を手に取って読んでいただきたい。

まとめ

人は幸福なことも、苦しいことも、いずれは慣れるようにできている。その慣れについて、幸せはなことはすぐ慣れてしまうが、苦しいことはなかなか慣れない。なぜなら、うれしいかったことは改め何回も思い返すことは少ないが、辛いこと・苦しいことは、なかなか頭から離れず、常に考え続けてしまうことが多いからだ。

今通勤に30分かかるとして、それが15分になってもすぐ慣れるが、45分になると、ずっと辛いと感じでしまう。

幸福は、今ある状態を望んでいる状態を思うこと。

今ある状態を幸せだと毎日考える時間を作るのは具体的にはいいのか?健康であるとか。

 - 読書

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