感想:殺戮にいたる病
2024/10/25
著者:我孫子武丸
★★★★☆
たまたま見たひろゆき切り抜きYoutubeでひろゆきがおすすめしていた本。必ず読み返すことになるとのこと。
レビューで叙述トリックという単語があったが、いまいち理解せずに読んで、読み終えたときに、その意味が分かり、確かに読み返すことになった。特に稔パートはざっくりと見直していた。
途中で読むのがつらくなる感じでもなく普通に面白かったので星4で。ちょっと描画がグロテスクだったけど。
いちよう後書きにもあったけど、叙述トリックの小説の枠だけでなく、社会問題の提起の小説という見方もできる。主人公のような異常性愛の殺人犯を生み出した原因に、日本社会の父親という存在の欠如というような。若干無理やり感があって、そこまで言及するのはどうかなというのが個人的感想。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
-
感想:卵子老化の真実
著者:河合 蘭 ★★★★☆ 普段あまり知ることのできないことを知れる。高齢出産が …
-
-
鬱のことが分かりやすい漫画『ツレがうつになりまして。』
著者:細川貂々 ★★☆☆☆ 何も考えずセールなのでポチってた。読んで初めて漫画だ …
-
-
『自己啓発書は読むな。』この本も読むなってこと?内容もなく,不快な文章が多かった
サブタイトル:ドヤされた人、1万人。自分に目覚めた人、1万人。 今まで読んだ本の …
-
-
感想:拝金 青春経済小説
モリエモンこと堀江貴文氏の小説。金の亡者とか揶揄されていたホリエモン自身を,ノン …
-
-
感想:「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
著者:中野 円佳 ★★★☆☆ 修士論文を本にしたものらしい。それだけを聞くと博士 …
-
-
感想:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
著者:八木 仁平 ★☆☆☆☆ タイトルにだまされたシリーズ。人生のモヤモヤとか書 …
-
-
感想:運転者
著者:喜多川 泰 ★★★★☆ 小説と思ってたら小説風のストーリー仕立ての自己啓発 …
-
-
感想:アルジャーノンに花束を
著者:ダニエル キイス訳:小尾 芙佐 ★★★★★ 文句なしの名作だった。60年代 …
-
-
感想:仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか
著者:筒井 淳也 ★★★★☆ 同著の感想:結婚と家族のこれから~共働き社会の限界 …
-
-
感想:日本人というリスク
著者:橘玲 ★★★★☆ 橘氏の2冊目の本。1冊目の臆病者の株式投資入門を読んで …