感想:新世界より
著者:貴志祐介
★★★★★
貴志さんは好きな作家のひとりで、代表作なのは知ってたけど、アニメ見てしまったせいで読んでなかった数少ない作品。記憶もだいぶなくなったので読んでみた。
文句なしのSFホラー名作だった。
人間が念じるだけでなんでもできる力をもってしまったら(具体例として全ての人間が核兵器のボタンを持っていると挙げられてた)?戦争を繰り返してきたヒトの歴史を踏まえたうえで、どんな世界が出来上がっているのか?というテーマで描かれた1000年後の日本。何も知らない子供時代から、すべてを知ってしまった大人への心境の変化も踏まえ、そして積み重なった歴史と、それに至るまでの伏線回収と、すべてが素晴らしい作品だった。エンディングも本当にいい。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
-
感想:レインツリーの国
著者:有川 浩 ★★★★☆ 有川さんって女性だったんですね。あとがきで,私の夫っ …
-
-
感想:女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法
著者:美達 大和、山村サヤカ、ヒロキ ★★★☆☆ ずばり、中学生・高校生向けの自 …
-
-
感想:定年後 – 50歳からの生き方、終わり方
著者:楠木 新 ★★☆☆☆ Xでフォローしている人がおすすめしていたので。 昭和 …
-
-
感想:医者が教える 人が死ぬときに後悔する34のリスト
著者: ★★★☆☆ 内容とは少しずれるが、まずはじめに、著者の現在行っている統合 …
-
-
感想:おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?
著者:池上 彰 ★★★☆☆ 教養とは「自分を知ること」。もう少し広げると、自分は …
-
-
感想:エンド・オブ・ライフ
著者:佐々 涼子 ★★★★☆ Amazonの本のランキングTOP100の中で目に …
-
-
感想:世界を変えた10冊の本
著者:池上 彰 ★★★☆☆ 池上氏が世界的に影響を与えたと思われる10冊をピック …
-
-
可視化されにくい『最貧困女子』
「最貧困女子」とは、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁 …
-
-
感想:知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生
著者:大江 英樹 ★★★☆☆ セールで500円ぐらいのときに買ってたやつ。今見た …
-
-
感想:ルームシェア(小説)
気づいたら研究室に置いてあって,誰が持ってきたのか未だに謎な本書。せっかくなんで …