るむろん

Android/生活/旅行/英語/書評…適当に書いていきます

感想:流れ星が消えないうちに

      2015/08/10

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)著者:橋本 紡 

★★☆☆☆

久々に本屋をぶらぶらしていたら懐かしい著者の名前を発見したシリーズ。

昔ライトノベルにはまるきっかけとなった「半分の月がのぼる空」の作者であることを思い出して,懐かし補正で1冊手に取って購入しました。

もうあれが10年ぐらい前だなんて・・・。

あらすじ

かつての恋人を想う奈緒子、今は亡き親友を想う巧、奈緒子と巧をつなぐ加地の存在、周囲の人々との日常物語,らしいです。奈緒子と加地は恋人で,加地が海外旅行中に亡くなって,現在は奈緒子と加地の親友であった巧が付き合っている状態から話はスタート。二人とも加地のことが忘れられない…中で心の成長を描く青春小説かな?

奈緒子と巧が付き合っちゃってる時点でまあそんなピュアな話でもなく,かといってドロドロもせず,なんて書いていいかよくわからないです。

感想(ネタバレあり?)

まあ正直微妙でしたねー。個人的に淡々と進む日常系が好きじゃないので。

高校生・大学生ぐらいの失った恋人・親友に対する心の成長なんですが,いかんせんそんな心を持ち合わせていないので,感情移入できませんでした…。結局過去のことは過去で,今を向いて生きるしかないというしごく普通なエンディングです。おわり。

死んでいるところがからスタートなので,盛り上がりとかクライマックスとかつけようがない感じですね。ほろっと泣ける小説を読みたい気分だったんですけど,ちょっと違うかったですね。

恋愛小説?なら,まちがいなく今月9でやっている恋仲のほうが三角関係つながりでいうといいですね。

 - 読書

スポンサーリンク

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

  関連記事

『ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議』 広告コピーに関係する人でなくても読む価値あり

すごい人が書いた本はすごい! PlayStationなどの広告クリエイターとして …

感想:世界でいちばん透きとおった物語

著者:杉井 光 ★★★★☆ 普段本を読まない人、ミステリーを読まない人には薦めら …

感想:肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか

著者:チャード・J・ジョンソン 翻訳:中里 京子 ★★★★★ 2024年8月の本 …

感想:拝金 青春経済小説

モリエモンこと堀江貴文氏の小説。金の亡者とか揶揄されていたホリエモン自身を,ノン …

感想:人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる―人生でいちばん大切な3歳までの育て方

著者:白川 嘉継 ★★★☆☆ なんか育児本でも読もうと思ったのがきっかけ。適当に …

感想:40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか

著者:河合 薫 ★☆☆☆☆ Amazonで評価高かったから買ったと思ってたけど、 …

感想:七つの魔剣が支配するXIII

著者:宇野 朴人 現時点のシリーズ最新刊まで読了。前巻の続きって感じで、ガイが変 …

『人見知りが治るノート』 認知行動療法で人見知りを克服?!結局は場数をこなして慣れるしかない

認知行動療法(CBT)を使って,誰もが持っている人見知りの傾向(人前でスピーチす …

感想:ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~

著者:宗田 哲男 ★★★★☆ 前回読んだ糖質制限関係の本が面白くて、もう少し情報 …

感想:若い読者のための宗教史

著者:リチャード・ホロウェイ ★★★☆☆ 久々の読書。どうしても家で読む気が起き …