『人見知りが治るノート』 認知行動療法で人見知りを克服?!結局は場数をこなして慣れるしかない
認知行動療法(CBT)を使って,誰もが持っている人見知りの傾向(人前でスピーチするのは緊張する等)をやわらげていく方法が書かれています。認知行動療法は,心理療法(カウンセリング)の1つで,「考え方を変えて行動することで,気持ちと体に変化を与える方法」らしいです。
要するに,この本を読んで,人見知りの人が陥りがちな考え方を直して,場数を踏んで克服しよう!ってことです。
もちろん,この本を読んだから人見知りが治るわけでもないですし,自分で考え方を変え,行動し続けられる人じゃないと,人見知りは克服できないみたいです。
ちょっとしたメモ
人見知りの人は,失敗のリスクを過大評価することによって,自分で自分に「うまくいかない暗示」をかけてしまう。
人の注意の量は限られている。スピーチの最中に自分に注意を向けると,ミスしやすくなる。
見られる側から,見る側に考え方を変える。
胸のドキドキや緊張を抑える方法
- 冷たい水を飲むこと
- ゆっくりと息を吐くこと
呼吸法
- 体をだらっとさせ,頭の中でイメージする。
- 「1・2」と頭の中で数えながら息を吸い,「3・4・5・6」と数えながら,息を吐く。これを6回繰り返す。
- 7回目は,「1・2」で息を吸って,「3・4・5・6・7・8」と6秒息を止め,その後「9・10・11・12・13・14」とゆっくりと息を吐きながら,体をだらーっとさせる。
人見知りが克服できないのは?
人見知りの人は,それを克服することによって,得られる多くのことよりも,自分の心が傷つかないほうを選びます。もちろん,「人見知りでなくなればいいな」と漠然と考えてはいるでしょう。でも,そんなできるかどうかわからない不確かなものよりも,今ここで心を守るほうを優先してしまいます。
読んでて,まさにその通りだなと思いました。アドラーの心理学でも似たようなことが言われてたような。
この自分が傷つかないように心を守るってところ,みんな無意識なのかどうかっていうのが気になります。少なくとも,私の場合は,思春期の頃などは,行動することによってこれ以上傷つくと,引きこもりや自殺に行きそうな気がして意識的に人見知りであったり,心を閉ざしてしまう選択をしてしまいましたが…。
どうなんでしょうね。よくわからなくなるから,心理や考え方とか深堀するのは好きじゃない…。
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