感想:幸せになる勇気
★★★★☆
嫌われる勇気の第二作目。まさか続編が出るとは思わなかった。本屋で見つけて驚いた反面、前作がアドラーブームの火付け役になっただけに、金儲けのために出したのかなとも思ったりもしてた。予定にない続編って失敗しているイメージが強いので…。
結果的にはまあ良かったと思う。前作の考えを踏まえ、より実際の例に当てはめた内容となっているので理解が深まる感じがした。
読んでて思うのは、アドラーの考えというか、内容ってやっぱり面白い。同じ事象に対して、こうも別視点で語ることができるのかと本当に感心させられる。逆に言えば、それだけで、結局は自己啓発に近い内容であることは間違いない。
とある人のブログで、アドラー心理学について、自責が今の自己啓発の流行りということを合わせて考察してあるのを見て、確かに全て自責な考えに基づいているなと思ってなぜか少し冷めてしまった。
今回の内容は、自立と愛がメインだと思う。
どちらも最後には同じ考えに行き着き、愛される状態から、愛する状態にいけと。それが幸せになる勇気だと本書では述べている。人は、生まれてきて赤ちゃんのときに、”生きるために”泣き叫び、母親の気を引く。子供が学校で問題を起こすことも結局はそれに近い。自己中心的で、自分に注目を集め、居場所を確保したがる。確かにそれと逆にこと、自立をしていかないといけないと感じた。
お金で買えないものと言えば 愛
というフレーズはよく聞くが、それと並んで尊敬を例に挙げられていた。万人を尊敬する・愛することができるように、心の持ち方が変われば、そこに幸せがあるのかもしれない。
眠い中10分で書いて適当である…。Zzz…
普通にアドラーは読み物としてすごく面白いので是非お勧めです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
-
感想:七つの魔剣が支配するXIII
著者:宇野 朴人 現時点のシリーズ最新刊まで読了。前巻の続きって感じで、ガイが変 …
-
-
感想:年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
著者: エンリコ モレッティ 、訳:池村 千秋 ★★★★☆ 長かった…。Kind …
-
-
感想:肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか
著者:チャード・J・ジョンソン 翻訳:中里 京子 ★★★★★ 2024年8月の本 …
-
-
感想:日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?
著者:Rochelle Kopp ★★★★☆ どうやって見つけて買ったのかよく分 …
-
-
『ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議』 広告コピーに関係する人でなくても読む価値あり
すごい人が書いた本はすごい! PlayStationなどの広告クリエイターとして …
-
-
感想:マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識
著者:ローレン・B・ベルカー,ジム・マコーミック,ゲイリー・S・トプチック ★★ …
-
-
感想:おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?
著者:池上 彰 ★★★☆☆ 教養とは「自分を知ること」。もう少し広げると、自分は …
-
-
感想:家族という病
著者:下重暁子 ★☆☆☆☆ 本屋で売上上位のところにあって、タイトルに惹かれたた …
-
-
感想:運動しても痩せないのはなぜか: 代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」
著者:ハーマン・ポンツァー ★★★★★ 飲み会での話好きなおっさんみたいなまわり …
-
-
感想:持たない幸福論 働きたくない・家族を作らない・お金に縛られない
著者:pha ★★★★☆ 京大卒のニートで有名な著者。熊野寮出身らしいですね。 …