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感想:運動しても痩せないのはなぜか: 代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」

   

著者:ハーマン・ポンツァー

★★★★★

飲み会での話好きなおっさんみたいなまわりくどさが気になって仕方なかったが、内容はすごく良かった。

炭水化物制限ダイエットなどが流行った現代において、痩せるには摂取カロリー制限が全てであることを科学的に説いていた。摂取カロリー<消費カロリーになれば痩せる、という20年ぐらい前の話を堂々としてて逆に新鮮だった。ちなみに炭水化物制限で痩せるのは、結局のところ総摂取カロリーが減っているからにすぎないかららしい。まあご飯なしで肉はなんぼでも食べてもいいって言われても、肉+ごはんのほうが摂取カロリーが多くなりそうなのはうなずける。

本書のメインは、運動などによる消費カロリーのほうで、現代でも古代の狩猟生活を続けているハッザ族の行動体系をもとに考察していた。

「制限的日次カロリー消費」という概念が重要で、運動で消費エネルギーが増えた分、無意識に別のところ(生殖活動など)で消費カロリーを抑えるように動き、実質の1日の消費エネルギーはほぼ一定に保たれるというもの。だから運動しても正味の消費エネルギーは増えず痩せないとのこと。なら運動しなくてもいいのか?というとそれはNOで、やっぱり運動は健康維持に大切らしい。結局ヒトは運動する前提でつくられているため、運動しなかった分、消費エネルギーを増やそうと、無駄に細胞が活発化するらしい。いわゆる免疫系の慢性炎症で、運動によって無駄な炎症を抑え健康的になるとのこと。

 - 読書

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