感想:知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生
★★★☆☆
セールで500円ぐらいのときに買ってたやつ。今見たら定価1600円は高すぎるね。タイトル通り、経済とお金の超基本として分かりやすい本でした。にしても改めて”経済とお金”と言葉にすると説明が難しいよね。消費、投資、金融、貿易、財政とテーマごとに章だっていて、網羅されているのかな?まあ少しでも投資経験があったり、経済ニュースを見てたりして知識があると当たり前のことしか書かれていないので微妙かも。少しは知識ある僕にとっても知らないことはあったので何か得られることもあるかも?まあさっと読めるので500円なら読むかなって感じ。
機会費用とサンクコスト
何かを選ぶ〟という意思決定をする時に、必ず考えなければならないのが「機会費用」であり、考えてはいけないのが「サンクコスト」であるということを忘れないでください。多くの人はこの逆をやるから失敗するのです。
機会費用はまあよく出て来るんだけど、サンクコストって言葉はあまり聞いたことがなかった。要は、個人的に一言でいうと今ある状態をいかにフラットに見て判断できるか。サンクコストのよくある”モトを取らないと”的な考えは非常に危険ですね。機会費用は個人的には本人が納得できてたらいい選択だとは思うけども。何も知らない状態はダメだけど。
年金について
厚生年金は会社が、国民年金は国が、半額負担してくれていること。橘氏もいっていたが、国民年金は得をするので払うべきということですね。一方厚生年金はその分給料として欲しいけど・・・。
経済感覚をみがく
〝経済感覚の乏しい人〟が世の中にはたくさんいます。たとえば「無料サービス」です。何かを無償で提供してくれるというのであれば、彼らは一体何で儲けているのだろう? と考えるのが経済感覚です。「あら、無料なの! 嬉しい」とばかり思っていたのでは、売り手の術中にはまってしまいかねません。無料であることを撒き餌として、もっと大きな収益を考えているに違いないからです。
最後の損をしないためにの章であった内容。まあ最近は無料と聞くと不審がる人も増えているとは思うけど。お金の流れで今までの物事を見てみると面白いと思うし、それが僕が経済やお金について興味を持っている理由です。少なくともこの資本主義社会で経済やお金に精通してて損はないし、今の低金利、低成長社会とはどういう意味なのか。正しく知っておかないと本当に足元救われるような気がする。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
感想:脳に悪い7つの習慣
著者:林 成之 ★★☆☆☆ ブックオフ100円。医者の著者による、脳科学に基づい …
-
感想:おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?
著者:池上 彰 ★★★☆☆ 教養とは「自分を知ること」。もう少し広げると、自分は …
-
感想:生命保険のカラクリ
著者:岩瀬 大輔 ★★★☆☆ 一般人が一般人向けにかいた保険の本らしいです。とい …
-
感想:永遠の旅行者(上)
著者:橘 玲 ★★☆☆☆ 同著者のマネーロンダリングを読んでから読むとかなり微妙 …
-
感想:嫌われる勇気
2014年amazon和書部門売上1位!すごいですね。けっこうタイトルぐらいは知 …
-
『人見知りが治るノート』 認知行動療法で人見知りを克服?!結局は場数をこなして慣れるしかない
認知行動療法(CBT)を使って,誰もが持っている人見知りの傾向(人前でスピーチす …
-
鬱のことが分かりやすい漫画『ツレがうつになりまして。』
著者:細川貂々 ★★☆☆☆ 何も考えずセールなのでポチってた。読んで初めて漫画だ …
-
感想:下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)
著者:藤田孝典 ★★☆☆☆ 下流老人とは、生活保護相当で暮らす高齢者のこと、と著 …
-
感想:魔法の世紀
著者:落合陽一 ★★★★☆ Kindleセールの時に購入。面白い本は1000円台 …
-
感想:ソープランドでボーイをしていました
著者:玉井 次郎 ★★★☆☆ 東日本大震災で、仕事と家を失い、ローンが払えなくな …
- PREV
- 【登山・紅葉】10月の3連休は石鎚山【関西発・前泊】
- NEXT
- 液体窒素によるイボ治療日記1