感想:仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える
2024/10/25
著者:泉谷 閑示
★★☆☆☆
Amazonレビュー★4.3で期待していたが思ってたのと違った。読んでる途中から、著者は哲学者かな?と思ってたら、精神科医だった。そう勘違いするぐらい哲学っぽい話。「生きる意味」といえばまあ哲学になるか。
要約すると、戦後の生きるために必死だった「ハングリーモチベーション」で動かさせれていた時代では、生きることや働くことの意味を考えられる余裕がなく、余裕が出てきた中年あたりから自分の人生について落ち着いて考え始めるが、飽食・情報にあふれた現代では、若者の段階からそういう思考になり、生きる意味を見出せないうつ状態になることが多くなってきたということ。
頭で考えて、損得で動くのではなく、体=心の思うままに遊びを楽しむことで乗り越えようみたいな感じ。
哲学的な話を掘り下げるといよりかは、今はやりの環境活動家の言動に近いもの(現実をみずに理想論をいう)感じがして個人的には好きになれなかった。特に分業化された労働は本書では悪な位置づけだか、ほとんどの人にとっては必要悪であり、その現実を踏まえ、受け入れたうえでの解決策が必要かと。
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