20代のルール作りが大切『一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方』
2015/01/10
修士2年,来年度の新社会人に向けて読んでみました。
タイトルどおり,できるサラリーマンになるために実践すればよさそうなことが43項目でわかりやすく説明されています。時間がなければ,各項目の見出しと,あとがきだけでも読む価値があると思います。
大手企業の役員ははやり並外れた努力をしていた
”できる人”になりたいと強くは思ってない僕は,1つ目の,”睡眠時間を学生のときより3時間削れ”でこの本を読む心が折れました。(意識低いのにこの本をチョイスした自分が矛盾してますが。)
同時に,大手企業の役員になれる人は人並みはずれた努力をしてきた人しかいないんだとも思いました。スタートラインに立つという前提条件さえ抜けば,基本的に努力ベースで評価される資本主義のよい部分である気もします。
著者はこの43項目をルールとして自分に課しているらしいですが,確かにこれ全て実践できているなら役員になれるとは思うレベルでした。普通の人は無理でしょうね。あとがきにも書かれていますが,決してこの43項目も全て実践しろといってるわけでなく,あくまでも自分ルールを作ることに焦点を当てているようです。あとがきではなくて最初に書いたほうがよいと思いましたが。
できる人になるには,時間の使い方と様々な人との交流が必要不可欠
誰でも1日24時間しかない。その中で競争に勝つにはやはり睡眠時間を削ったり,休日すら有効に使っていく必要があることを痛感させられました。
内向型な僕が一番驚いたのは,狭い世界で生きてきたのもあるが,様々な人(世代や業種などのジャンルが違う)と交流することで刺激され,それが働くためのエネルギーになる人が本当に実在するということです。文字では,外向型な人は他人とのふれあいでエネルギーが補充されるとは文字では見たことありましたが,本書の至る所で著者がそういう体質ということが伝わってきました。
内向型が社会で必要とされないとまでは思いませんが,役員といった大企業での出世を考えるとはやり現実は厳しいものと考えさせられました。様々な人との交流によってその人の人間性が向上するということは経験しなくてもわかりますしね。読書もベクトルは違いますが同じですしね。
—以下,個人用メモです。—
人間の脳は,午前中の方が活発に動くと言われています。何かを学んだり,分析したり,判断をしたりするには都合のいい時間帯なのです。
起きたらシャワーを浴びて,スーツをまず着る。仕事モードへの助走が勝手に始まる。
無礼講は無礼講ではない。社交辞令程度
上司と一対一で飲みに行ったとき,上司が会計に立ったら。金額を見ないように先に店を出て扉の前で待ち,上司が出てきたところで深々と一礼する。翌朝も御礼を述べる。
上司から「あれの進み具合はどうなった?」と聞かれたらアウトです。この問いかけは,上司がしびれを切らしたときに発する言葉なので,決して言わせてはいけません。
部長が上役と話し込んでいて話しかけづらいとき,メモ「○○の件でご相談があります。5分ほどお時間いただけませんでしょうか」を持って「失礼します。部長。メモを置いておきます。」
『健康管理』今日食べたもので20年後の姿が決まると心得よ
結果ではなく,可能性だけで評価されるのは新人の特権です。
60分前出社を習慣づける。(時間に対する意識は,仕事に対する姿勢がそのまま表れます。)
20代のうちにロジカルな発言ができるようになるおすすすめのトレーニング方法は,自分が指示する立場にまわることです。
あなたの上司が,ガミガミ説教をしてくれる人であれば,むしろ喜ぶべきです。社会人としての伸びしろがまだある若いときに,自分に何が足りないのかを指摘してくれる人は本当に貴重な存在だからです。
絶対に反論するな。
次への活かし方を考えろ。
止まない雨はないと思え。
早めにリセットしろ。
5年先の目標を立てろ
出世していく人たちは,もれなくオフの日をフルに活用しています。平日と同じように朝早くから起き,自分の趣味を楽しみ,多くの人に会い,新たな一週間を走り抜けるための鋭気を養っているのです。
寝だめして,だらだらTVを見て過ごす
誰にも会わず,非生産的な時間を浪費するだけの休日
人間力を高めるには,あらゆる世代,あらゆるジャンルの人と交流すべき。特に異性とのコミュニーケションは積極的にとるべき。
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