るむろん

Android/生活/旅行/英語/書評…適当に書いていきます

感想:神様からひと言

   

神様からひと言 (光文社文庫)著者:荻原 浩

★☆☆☆☆

小説の感想書いても仕方ないなぁと思ってきた今日この頃です。ライムラインのツイートで、小説ばかり読んでいる人は、”共感”と”感動”でしか物事を判断できなくなりがちだから、そういう人の意見はあまり聞かないようにしているっていうのを見かけて納得したからです。

確かに、小説が良かったか悪かったかを判断するときの基準は、共感できるか感動できるかだなと思いました。そういった観点で評価すると、間違いなくこの本は僕は共感でもきなかったし、感動もしなかったので星1の最低評価ですね。

スポンサーリンク

再就職した主人公が、入社早々やらかして、リストラ要因収容所のお客様相談室というクレーム担当部門に飛ばされて、色々物語があるんですが・・・サラリーマンあるあるが多いらしいんですが・・・。

小説ってことでキャラクターがわざと尖ってるのばっかにしてるってのもあるんですが、それを考慮しても、この小説の内容があるあるって思える会社に勤めているサラリーマンは会社もその人自身も大丈夫なのかと心配するレベルです。

ネタバレになりますが、1つ例をあげると、主人公は上司を殴って、電通や博報堂レベルの広告代理店をクビになっているというスタートからです。ムカつく上司とか理不尽な上司などはわかりますが、その中ですかっとするような話を書くのは小説じゃないんですかね。大人にもなってイラついて人を殴るとか共感できないにもほどがあります。

ラストは半沢みたいな倍返し的な展開になるんですが、よくある頭のいい主人公的な展開もなく、ただただたまたまゲットした情報を垂れ流すだけで、下克上的な爽快感もありませんでした。

Amazonでは星4レビューなので、小説に関しては大衆に人気あるのは好きなことが多いんですけど、久々に当てはまらない例でした。あとつまらない日常が続くこともあって無駄に長いのもつらかったですね。。。

 - 読書

スポンサーリンク

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

  関連記事

感想:永遠の旅行者(上)

著者:橘 玲 ★★☆☆☆ 同著者のマネーロンダリングを読んでから読むとかなり微妙 …

感想:きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

著者:田内 学 ★☆☆☆☆ ラノベ買う時、kindleまとめ買いセールであと1冊 …

感想:君がオヤジになる前に

著者:堀江貴文 ★★★☆☆ ほりえもんの本はまあ普通に面白いよね。本書もそんな感 …

感想:人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる―人生でいちばん大切な3歳までの育て方

著者:白川 嘉継 ★★★☆☆ なんか育児本でも読もうと思ったのがきっかけ。適当に …

感想:家族という病

著者:下重暁子 ★☆☆☆☆ 本屋で売上上位のところにあって、タイトルに惹かれたた …

『自己啓発書は読むな。』この本も読むなってこと?内容もなく,不快な文章が多かった

サブタイトル:ドヤされた人、1万人。自分に目覚めた人、1万人。 今まで読んだ本の …

感想:永遠の旅行者(下)

著者:橘 玲 ★★☆☆☆ うーん…。上巻に続き、下巻も微妙だった。経済小説という …

20代のルール作りが大切『一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方』

  修士2年,来年度の新社会人に向けて読んでみました。 タイトルどおり …

感想:ヒトはおかしな肉食動物 生き物としての人類を考える

著者:高橋 迪雄 ★★★★☆ ポップなタイトルや表紙絵に反して、中身はすごく濃く …

感想:博士の愛した数式(小説)

著者:小川 洋子 ★★★☆☆ 映画化とかでけっこうな人気だったので,気になってい …