感想:女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法
★★★☆☆
ずばり、中学生・高校生向けの自己啓発書であった。
著者が、無期懲役で今もなお刑務所にいるというところに、珍しさを感じて読んでみたが、内容ととして、そういうバックグラウンドは全く関係なかった。書かれてある内容も月並みな自己啓発内容。
実際に、中学生と高校生と文通している内容しかないので、全てがケーススタディとなっている点ではいいのかもしれない。勉強と運動の2点で構成されているのも面白いかもしれない。学生の時に、目標設定するにはこの2つがちょうどいいということでしょう。
やりたくないこと(勉強)について自分で目標を立てて、目標達成のために必要なことを続け、(成功することで、)自信を得る。その自信ややり抜く力は、学力なんかよりも大切である、と。
最後に、著者名はハンドルネームらしく、実名を晒していないみたいだし、他の著書でも事件について詳細は書かれておらず、この無期懲役囚はほんまに存在するんかなぁ、と疑問に思う。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
-
感想:年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
著者: エンリコ モレッティ 、訳:池村 千秋 ★★★★☆ 長かった…。Kind …
-
-
感想:雀蜂 (角川ホラー文庫)
著者:貴志 祐介 ★★☆☆☆ 今んところは一番好きな著者の一人である貴志祐介の作 …
-
-
感想:嫌われる勇気
2014年amazon和書部門売上1位!すごいですね。けっこうタイトルぐらいは知 …
-
-
感想:田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」
著者:渡邉格 ★★★★☆ 非常に楽しく読めた。が、後半の作者の思いには残念ながら …
-
-
感想:ルームシェア(小説)
気づいたら研究室に置いてあって,誰が持ってきたのか未だに謎な本書。せっかくなんで …
-
-
感想:「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?~
著者:中野 円佳 ★★★☆☆ 修士論文を本にしたものらしい。それだけを聞くと博士 …
-
-
『東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと』はわからなかったが,得るものはあった
著者である伊藤元重さんはWBSにコメンテーターとして招かれていたため知っていまし …
-
-
感想:家族という病
著者:下重暁子 ★☆☆☆☆ 本屋で売上上位のところにあって、タイトルに惹かれたた …
-
-
可視化されにくい『最貧困女子』
「最貧困女子」とは、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁 …
-
-
20代のルール作りが大切『一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方』
修士2年,来年度の新社会人に向けて読んでみました。 タイトルどおり …