感想:新世界より
著者:貴志祐介
★★★★★
貴志さんは好きな作家のひとりで、代表作なのは知ってたけど、アニメ見てしまったせいで読んでなかった数少ない作品。記憶もだいぶなくなったので読んでみた。
文句なしのSFホラー名作だった。
人間が念じるだけでなんでもできる力をもってしまったら(具体例として全ての人間が核兵器のボタンを持っていると挙げられてた)?戦争を繰り返してきたヒトの歴史を踏まえたうえで、どんな世界が出来上がっているのか?というテーマで描かれた1000年後の日本。何も知らない子供時代から、すべてを知ってしまった大人への心境の変化も踏まえ、そして積み重なった歴史と、それに至るまでの伏線回収と、すべてが素晴らしい作品だった。エンディングも本当にいい。
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