『ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議』 広告コピーに関係する人でなくても読む価値あり
すごい人が書いた本はすごい!
PlayStationなどの広告クリエイターとして有名な小霜和也氏によって書かれた広告コピーに関する本です。主に,これから広告コピーを書き働く人,もしくは広告コピーを仕事としている若手に向けた,広告コピーとは何か,広告コピーを仕事として生きていくための心構え,などが中心です。著者の広告コピーに対する熱い思いが伝わってきますが,実際に広告コピーを書くに当たっての具体的なノウハウ的なものは少ないと思います。
広告コピーとは全く無関係な研究職の私ですが,非常に興味深く読めました。広告コピーだけでなく,全てのことについて言えることが多いといった印象でした。
広告はクリエイティブな仕事
「言葉を使ってモノとヒトとの新しい関係を創り,商品や企業の価値を上げる」のが広告コピーによる広告クリエイティブである。
著者の広告コピーに対する根源的な考えがこれであり,普段何気なく見ている広告の意味に初めて気づけたような気がしました。広告によっても商品に新しい価値をつけることができるということが印象的でした。
はやり広告も仕事である以上,ターゲットを考え,ターゲットに即したものにしないといけない。ということは,広告に関係なく,全てのことについていえることだなと思いました。
他にも,回り道コラムなどが面白かったのですが,読んだ後すぐにブログにアウトプットしないと内容を忘れてしまいますね…。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
-
感想:卵子老化の真実
著者:河合 蘭 ★★★★☆ 普段あまり知ることのできないことを知れる。高齢出産が …
-
-
感想:君がオヤジになる前に
著者:堀江貴文 ★★★☆☆ ほりえもんの本はまあ普通に面白いよね。本書もそんな感 …
-
-
『自己啓発書は読むな。』この本も読むなってこと?内容もなく,不快な文章が多かった
サブタイトル:ドヤされた人、1万人。自分に目覚めた人、1万人。 今まで読んだ本の …
-
-
感想:昭和史 1926-1945
著者:半藤 一利 ★★★★★ 今までなら絶対に取らなさそうな硬い感じの本。実際は …
-
-
感想:人生を面白くする 本物の教養
著者:出口治明 ★★★☆☆ 普通だった。可もなく不可もなく。これを読んでもいまい …
-
-
感想:流れ星が消えないうちに
著者:橋本 紡 ★★☆☆☆ 久々に本屋をぶらぶらしていたら懐かしい著者の名前を …
-
-
感想:家族という病
著者:下重暁子 ★☆☆☆☆ 本屋で売上上位のところにあって、タイトルに惹かれたた …
-
-
感想:定年後 – 50歳からの生き方、終わり方
著者:楠木 新 ★★☆☆☆ Xでフォローしている人がおすすめしていたので。 昭和 …
-
-
感想:世界でいちばん透きとおった物語
著者:杉井 光 ★★★★☆ 普段本を読まない人、ミステリーを読まない人には薦めら …
-
-
感想:面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと
著者:海老原 嗣生 ★★★★☆ そういや就活していた時に、就活本をゆっくりじっく …
- PREV
- 『「自己啓発」は私を啓発しない』 小説的な読み物として面白かった
- NEXT
- 感想:拝金 青春経済小説