感想:52ヘルツのクジラたち
2024/10/25
著者:町田 そのこ
★★☆☆☆
本屋大賞作品。多分、「汝、星のごとく」を読んだからおすすめされて、評価高かったから買った作品と思う。
良かった点:タイトル。主人公達とタイトルのマッチが秀逸だった。読むまではなんでこのタイトルか全くわからないけど、まあそれがいい感じ。
悪かった点:親の虐待とか孤独とかの重めのテーマのわりに人物描写や背景描写が浅く感じて感情移入できなかった。この手のストーリーの最近の本屋大賞は、話し盛りすぎて逆に萎える感じ。
他には、主人公が受け身すぎるシンデレラストーリーに感じるところ。アンさんや、新名さんに出会わなかったらこの主人公は何も変わらなかったってこと?そうなら救いがなくてつらいね。
アンさんや新名さんの後半の行動の納得性もなかったけど、レビューやあゆみの意見を聞いて、「主人公がかわいい設定」を追加したら、腑に落ちて笑ってしまった。やっぱ男と女では生きている世界が違いすぎるね。令和最新の男女平等は厳しい世界だわ。
何より。
特に描写はないもののどうやら「美人」「可愛い」らしい主人公。彼女がもし人並み以下の容姿だったら?
主人公が出会った少年が美少年ではなかったら?
それでもこの物語は成立したのでしょうか?
むしろ現実は「美人」「美少年」ではない確率の方が高いと思うのですが。
そして個人的には「アンさん」がムリすぎます。セクシャリティではなく、性格が。途中で出てくる豹変DV元カレ以上に、「アンさん」がムリ。
思わずレビューなんて投稿するほどムリ。
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