るむろん

Android/生活/旅行/英語/書評…適当に書いていきます

感想:フォルトゥナの瞳

   

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)著者:百田 尚樹

★★★☆☆

普通の小説だっただけにあまり書くことがない…。デッドゾーンという作品のぱくりと批判されているみたいです。永遠のゼロや海賊とよばれた男がヒットしているように、著者は過去の出来事を小説的に書き上げるのに長けている人なのかもしれませんね。気づけば両方とも読んでなかったです。

スポンサーリンク

以下ネタバレもありそうな感想

他人の死が見えるようになった主人公が、死にそうな人を助けていくが、助ける度に自分の命が削れていくことに気づき、助けるべきか、自分の命を大切にするかの葛藤が書かれていて、いかにも感動を狙ってそうな感じに飛びついた僕です。

最期は、初めての恋人ができて人生の絶頂を迎えている最中、自分の命か、その他多数の大勢の命かを選択しなくなり、結局自分の命をなげうって助けるわけですが、それに至るプロセスや心情描画が批判されていたように確かに微妙で、感情移入や共感はしにくい感じを受けましたね。

なんか最近小説を読んでいて気になるのが、主人公がコミュ障ちっくなさえない奴が多いのではないかということ。まるで自分を見ているようだ…。読者がそういう層が多いのかな?リア充は遊ぶのに忙しくて、小説なんて読む暇もないだろうし、現実は小説より奇なりをいうように、現実のほうが魅力的で楽しいのかもしれない。

書くことがなさ過ぎて、的外れな変なことを書いてしまった…。

 

 - 読書

スポンサーリンク

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

  関連記事

感想:持たない幸福論 働きたくない・家族を作らない・お金に縛られない

著者:pha ★★★★☆ 京大卒のニートで有名な著者。熊野寮出身らしいですね。 …

感想:田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

著者:渡邉格 ★★★★☆ 非常に楽しく読めた。が、後半の作者の思いには残念ながら …

『夢をかなえるゾウ』は自己啓発小説の完成形だと思う

著者:水野敬也 ★★★★☆ 2007年か2008年かに大流行していたらしい自己啓 …

鬱のことが分かりやすい漫画『ツレがうつになりまして。』

著者:細川貂々 ★★☆☆☆ 何も考えずセールなのでポチってた。読んで初めて漫画だ …

『自己啓発書は読むな。』この本も読むなってこと?内容もなく,不快な文章が多かった

サブタイトル:ドヤされた人、1万人。自分に目覚めた人、1万人。 今まで読んだ本の …

感想:雀蜂 (角川ホラー文庫)

著者:貴志 祐介 ★★☆☆☆ 今んところは一番好きな著者の一人である貴志祐介の作 …

感想:ストレス脳

著者:アンデシュ・ハンセン ★★★★☆ 前回読んだ「運動脳」は微妙だったけど、今 …

感想:定年後 – 50歳からの生き方、終わり方

著者:楠木 新 ★★☆☆☆ Xでフォローしている人がおすすめしていたので。 昭和 …

感想:星を編む

著者:凪良 ゆう ★★★★☆ 読んでから2ヵ月も経って感想忘れちゃった。「汝、星 …

感想:2020年マンション大崩壊

著者:牧野知弘 ★★★☆☆ 地方だけでなく、首都圏でも空家率がどんどん上昇してい …