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『自己啓発書は読むな。』この本も読むなってこと?内容もなく,不快な文章が多かった

   

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サブタイトル:ドヤされた人、1万人。自分に目覚めた人、1万人。

今まで読んだ本の中でワーストになるぐらいひどい本でした。kindleって本を出版するハードルが下がり,色々な人が本を出せるのはいいことだと思いますが,一方で質の低下が深刻化するのははやり問題ですね。

まず,『自己啓発書は読むな』っていうタイトルなのに,この本自体が自己啓発書に分類される内容です。あと,サブタイトルで”ドヤされた人”って表現がありますが,確かに内容的に”ドヤされた”とも捉えられないこともないですが,実際は,この本を通じて”愚痴を言われた”って感じです。

毎回毎回同じような相談してくる人ばっかでつれーわー。ってな感じで。

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内容がない

基本的に変な口調(本人的には辛口らしい…)で内容のないことを繰り返しているだけです。

「モテる男」について,うちのクライアントさんたちにも聞いてみたのに,「これをやったら一発アウト!」のモテない男の要素ばかり出てくるのでせっかくなので挙げてみました。

  • 子供の時の自慢話をする
  • 若い時の自慢話をする
  • いつも同じ自慢話をする
  • ひたすら会話は自慢話
  • 顔が汚い
  • 紙が汚い
  • 歯が汚い
  • 手が汚い
  • 爪が汚い
  • 服が汚い
  • 襟足が汚い
  • とにかく不潔

箇条書きの部分を一部抜粋しましたが,こんな項目が50個ぐらい続きます。自慢話に関しては,なぜこんなに分ける必要があったのか。内容のないことの繰り返しの典型例な気がします。

次に,「モテる男」について質問して,こんなに”汚い”に関する答えが来るわけないと思うのですけど。この著者のクライアントの人たちはどうなっているんでしょうかね…。

ちなみに,「モテる男」で50個ぐらいあって,ほかにも不幸とか仕事ができるとか,いろいろな項目で無駄に同じ箇条書きをしてページを水増ししています。水増ししたところで,内容がないのはもちろんですが,ページ数も全然ないです。

 

文体を統一してほしいし,語尾もおかしい。

わざとだと思いますが,文章中で,「だ・である調」のような常体、「です・ます調」のような敬体が混在しています。私自身もブログ書くときも出来るだけ気を付けているんですが,はやり文体が混在していると読みにくいし,馬鹿っぽい印象を与えるんだなっていうのを再認識しました。

あと,”~ですな”,”~だぜ”とか途中意味もなく登場して気持ち悪いです。あと本を読んでいて”キモい”なんて言葉見るとは思いませんでした。内容以前に本当に不快に感じましたね。

これらが,1万人以上にセミナーを開催してきた,42歳女性によって執筆されたものと想像すると背筋がぞっとしました。

 

愚痴っぽい言い回しが多い&辛口じゃなくてただの暴言

 

このままじゃいけないような気がして~

仕事柄,毎日毎日,こういうのを聞かされるんですよ。どう思います?普通,仕事辞めたくならない?ぶっちゃけ,結構きつい仕事ですよ,カウンセラーとかコンサルって。私はこの子たちは何を悩んでいるのかが,本当によく分かりません。

お金を払って本を買って,こんな愚痴を聞かされる読者をどう思います?って言い返してやりたいです。仕事で,相談を受けているのに,こんなこと書かれたら相談もしたくないですし,仕事放棄しているようにか見えないんですが。もう少し建設的な意見はなかったんですかね。

自分の人生を良くしようという気がない人間に,するアドバイスなんてない。自分の人生をただぼやいて怠ける人間を,サポートする気などさらさらない。自分の人生を良くなるはずがないと思い込み,脳も使わず,努力もせず,ただ惰性で生きていき,毎日を「なんだかなあ」とぼやくために使う。一生やってろ!というより,人間でいる意味ないと思うけどね。今度は草にでも生まれたらいいのに。

自分をよくするために,自己啓発にはまり,著者に相談しに行っているはずなのに,”自分の人生を良くしようという気がない人間”となぜか切り捨てられているのはどういうこと?惰性で生きている人は自己啓発関係のセミナ―に行ったり,相談したりしないでしょ。

あと,すべての文章に言えるんですが,辛口じゃなくて,ここまでくると,ただの不特定多数への暴言?誹謗中傷?でしょ。

 

福の神は誰か 福の神はただの貢いでくれる便利なATM男?

無償で自分のために何かをしてくれる自分と相性のあったタイプの人が福の神らしいです。著者にとって福の神は,ちょっと年上の貢いでくれる便利な男らしいです。福の神で相性もいいから貢がせて当然,罪悪感なんていらないらしいです。この辺から,この本は何を言いたいのかさっぱりわからなくなってきました。

ヴィトンの鞄,欲しいなーってまずつぶやくことです。そしてあらゆる場所で,会話の中に組み込んでみてください。もしかしてもしかすると,誰かくれるかもしれませんよ!

もう呆れるしかありませんでした…。

 

この本の出版やマーケティングについて

まだまだ批判したいことは山ほどありますが,少し建設的な考察もしておこうと思います。このままではこの本を読み損になるので…。

個人出版は地雷率高し?

まず,文章がおかしいし,内容も薄っぺらい,こんな本が普通出版されてしまうのか?編集者は何をしているんだ。と思い,出版社を調べてみると,この著者と似た雰囲気がする女性1人が運営している西野事務所株式会社という会社でした。

大手出版社がこんな本を出していないことに安堵したってのが正直な感想です。

ターゲット層

次に,”この本のターゲット層はどこか”について考えてみました。読んでいても,女性に偏重していることしかわからなかったので,ネットでこの本を読んだ人の感想でも漁ることにしました。

結果,見つかりませんでした。

タイトル的に感想ブログを見つけるのは難しいってのはありますが,出てくるのは,この著者の公式ブログに記載されている感想ブログ一覧だけでした。もちろん,公式ブログに掲載されているので,著者をよいしょしている感想しかなく,全く参考になりませんでした。

でも,1つ分かったことは,そのよいしょブロガーの人たちが,みんな30代ぐらいの女性であるということ。

セミナーのリピート率が80%らしいのと,著者の稲垣佳美へのブロガーの熱狂的な信者っぷりを拝見すると,一種の宗教じみていて怖かったです。

私の知らない世界がそこにはありました。そんな世界を知れたので,きっかけを作ってくれた点においてだけはこの本は良かったのかもしれません…。

 - 読書

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