感想:昭和史 1926-1945
2024/10/25
著者:半藤 一利
★★★★★
今までなら絶対に取らなさそうな硬い感じの本。実際は結構読みやすい歴史書だった。550ページで長かったけど。
日本人なら読んでおくべき歴史書と感じた。中学校以降、社会科目は地理を選択したため、正直日本史は中学受験以降まともに学習した記憶がない。そして中学受験の時は、(第二次世界大戦)戦前以降ってけっこう内容が薄かったのもあって、個人的には小学生当時は興味もありつつ、学習範囲じゃないからいいかぐらいな感じだった。
教科書で習う、満州事変、5・15事件、2・26事件、そして太平洋戦争の背景、どういう風に歴史が紡がれていったのかがすごくわかりやすかった。
あと事実としては知ってたはいたけど、太平洋戦争での犠牲は読んでて胸が痛かった。日本人の合計死者数は300万人にものぼるらしく、想像以上だった。特攻隊の話もそうだけど、教科書に詳細を載せるのは難しい話も多いと思った。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
-
感想:若い読者のための宗教史
著者:リチャード・ホロウェイ ★★★☆☆ 久々の読書。どうしても家で読む気が起き …
-
-
感想:世界を変えた10冊の本
著者:池上 彰 ★★★☆☆ 池上氏が世界的に影響を与えたと思われる10冊をピック …
-
-
『東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと』はわからなかったが,得るものはあった
著者である伊藤元重さんはWBSにコメンテーターとして招かれていたため知っていまし …
-
-
感想:日本人というリスク
著者:橘玲 ★★★★☆ 橘氏の2冊目の本。1冊目の臆病者の株式投資入門を読んで …
-
-
感想:流れ星が消えないうちに
著者:橋本 紡 ★★☆☆☆ 久々に本屋をぶらぶらしていたら懐かしい著者の名前を …
-
-
このまま成長し続けられるのか『資本主義の終焉と歴史の危機』
なんの知識も見解もありませんが,経済というものが好きなので,タイトルに惹かれて購 …
-
-
感想:ルームシェア(小説)
気づいたら研究室に置いてあって,誰が持ってきたのか未だに謎な本書。せっかくなんで …
-
-
感想:ヒトはおかしな肉食動物 生き物としての人類を考える
著者:高橋 迪雄 ★★★★☆ ポップなタイトルや表紙絵に反して、中身はすごく濃く …
-
-
感想:星を編む
著者:凪良 ゆう ★★★★☆ 読んでから2ヵ月も経って感想忘れちゃった。「汝、星 …
-
-
20代のルール作りが大切『一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方』
修士2年,来年度の新社会人に向けて読んでみました。 タイトルどおり …
- PREV
- 感想:アルジャーノンに花束を
- NEXT
- 感想:エンド・オブ・ライフ