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感想:運転者

      2024/10/25

著者:喜多川 泰

★★★★☆

小説と思ってたら小説風のストーリー仕立ての自己啓発本だった。prime会員だと無料だった。どんな理由でかよくわらんけど。

1つ前に読んだ「仕事なんて生きがいにするな」と言いたいことは似ている感じで、こっちのほうがよかったかなぁ。後単純にストーリーが好きだった。特にひねった点もないけど王道のいい話って感じ。

よりよく生きるための視点、考え方を教えてくれる本。

例えば、帯にもあるけど、”報われない努力はない”と。ある受験生がいて必死に勉強したけど第一志望校はおろかすべり止めにすら落ちてしまう結果になったけど、それを見ていた両親が子供の頑張りから勇気をもらうなど。(リストラされてお金的にピンチだがなんとかやっていこうみたいな)

他には、”運は良い悪いではなく、貯めるか使うか”。運が悪いと思える場面は数多くがあるが、その時に運が悪いではなく、将来の運がいいために今は貯めている段階と思う。ただその将来は自分の将来だけでなく、子供、ひいては次世代といったレベルまで延長して表現されてた。

大きくは上の2つなんだけど、これどちらをとっても、本人にとっては不幸な状態でしかないんだよね。自分の努力のおかげで、誰かが幸せになっていると考えることができるんだけど、これも本人には認知できない幸せなんだよね。あくまでも心の持ち方、考え方の話で、悲しくなる。でも類は友を呼ぶという言葉あるように、努力している人・頑張っている人の周りにはやっぱりそういう人が集まってくるから、この認知で行動していると、上記2つの状態を徐々に変わってきて認知できる環境に変わっていく気がする。そこまでは本書で言及されてなかったような気もするけど、自分が読み切れなかっただけかな。

 - 読書

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