感想:禁忌の子
著者:山口 未桜
★★★★☆
Amazonぶらぶらしたら目に入ったミステリー新作。あまりミステリー好きじゃないんだけど、評価高いし気になるから読んでみた。ミステリーとしての面白さはわかないけど、作品としてはすごく良かった。
あのミステリー特有の、主人公+謎解き役のちょっと頭の切れる友達設定どうにかならんのかな。登場人物じゃなくて物語の外側の解説者のような立ち位置に見えるからあまり好きじゃないんだよね。話を展開させるために必要なのはまあ仕方ないけど。前読んだ「方舟」だとそういう謎解き役の設定甘かったけど、本作はミステリーの枠以外でもちゃんと登場人物としての役割があったのが良かった。
最初の100ページぐらいはまあ導入って感じであまり引き込まれなかったけど、半分を過ぎる頃には、引き込まれて最後まで一気に読み進めたくなるのは流石って感じ。ミステリーだけでなく、一卵性双生児として生まれたが、それぞれが出生を知らず、バラバラの里親で育った時どんな悲劇が起きるうるかという点ではすごく興味深かった。(やっぱミステリーあんま好きじゃないんだな、、、自分)
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