感想:禁忌の子
著者:山口 未桜
★★★★☆
Amazonぶらぶらしたら目に入ったミステリー新作。あまりミステリー好きじゃないんだけど、評価高いし気になるから読んでみた。ミステリーとしての面白さはわかないけど、作品としてはすごく良かった。
あのミステリー特有の、主人公+謎解き役のちょっと頭の切れる友達設定どうにかならんのかな。登場人物じゃなくて物語の外側の解説者のような立ち位置に見えるからあまり好きじゃないんだよね。話を展開させるために必要なのはまあ仕方ないけど。前読んだ「方舟」だとそういう謎解き役の設定甘かったけど、本作はミステリーの枠以外でもちゃんと登場人物としての役割があったのが良かった。
最初の100ページぐらいはまあ導入って感じであまり引き込まれなかったけど、半分を過ぎる頃には、引き込まれて最後まで一気に読み進めたくなるのは流石って感じ。ミステリーだけでなく、一卵性双生児として生まれたが、それぞれが出生を知らず、バラバラの里親で育った時どんな悲劇が起きるうるかという点ではすごく興味深かった。(やっぱミステリーあんま好きじゃないんだな、、、自分)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
-
-
感想:マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識
著者:ローレン・B・ベルカー,ジム・マコーミック,ゲイリー・S・トプチック ★★ …
-
-
感想:シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
著者: デイヴ・アスプリー、翻訳:栗原 百代 ★★★★☆ バターコーヒー発祥の …
-
-
感想:七つの魔剣が支配するXIII
著者:宇野 朴人 現時点のシリーズ最新刊まで読了。前巻の続きって感じで、ガイが変 …
-
-
感想:凍りのくじら
著者:辻村 深月 ★★★☆☆ ラノベばっかり読んでる時に、普通の小説も読みたいな …
-
-
『組織戦略の考え方』 組織は時代とともに変わる
Kindle版が2014年出版になっていたので,最新の本かと思いきや,読み終わ …
-
-
感想:殺意の水音
著者:大石圭 ★★★☆☆ 久々の角川ホラー。本って意外と高いし,本屋で買うなら新 …
-
-
感想:運動しても痩せないのはなぜか: 代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」
著者:ハーマン・ポンツァー ★★★★★ 飲み会での話好きなおっさんみたいなまわり …
-
-
感想:神様からひと言
著者:荻原 浩 ★☆☆☆☆ 小説の感想書いても仕方ないなぁと思ってきた今日この頃 …
-
-
感想:おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?
著者:池上 彰 ★★★☆☆ 教養とは「自分を知ること」。もう少し広げると、自分は …
- PREV
- 感想:疲労とはなにか
- NEXT
- 【GIC】プレイ日記 #3 SN1クリア